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ヘイズの過去についての設定。

本人は覚えてませんが、戦災孤児です。
まだ記憶もあやふやな幼年時に、軍の戦闘に町が巻き込まれ、両親は亡くなりました。
(両親の顔は覚えていませんが、これは記憶喪失や、辛い記憶の封印ではなく、純粋にまだ記憶が定着していない時期に、孤児となったからです。)

その後、戦災孤児達が集まってできた窃盗グループに拾われ、そこで成長していきます。
(残念な事に、空想の世界だけでなく、現実の我々の世界でも、スラム等でこういう事が起こってたりします。)

10才位の時に、窃盗グループが取り締まりに合い、全員、散々になってしまいます。
町の外に逃げたものの、戻ることもできない為、ヘイズの放浪の旅が始まります。
まずは隣町へと、逃げ延びます。
そこで生きるための窃盗を繰り返し、地元の衛兵等に追われては、次の町へと移り住んで行きます。
それを5年程繰り返します。
生まれ故郷(もしかすると、現在のワールドMAPの外かも知れない)が、どこだか解らない位の放浪。
その末に辿り着いた街で、運命の日を迎えます。

何時もの様に、食料を盗んで逃げている最中に、路地裏で老人の男性が呻いているのを発見します。
逃走中でしたが、ヘイズはそれを見捨てられずに、医者のところまで連れて行きます。
その甲斐あって、老人は一命を取り留めます。

しかし、翌日、ヘイズはとうとう捕まってしまいます。

捕まり、お偉いさんの元へと連行されたヘイズの前に現れたのは、前日に助けた老人でした。
その老人は、この街を治めるダーナでした。
老人は、ヘイズが根っからの悪党ではないとして、そして、ルミナの才を見出した事もあり、学園への入学を勧めます。
高額な入学金は、この老人が命の恩人への恩返しとして、出資する事を約束してくれます。

但し、無条件ではありません。

その条件は、「絶対に卒業する事。」です。
いかなる理由があっても、自主的な退学は認められません。
学園側からの退学は、もっての他です。
もし退学すれば、当然、投獄です。

一見すると、ただそれだけ?と思うような条件ですが、実際には、非常に厳しい罰則でもあります。
解りやすい例だと、遠くの故郷の肉親が重い病になり、傍で看病できる者が自分だけだとしても、退学は許されず、肉親の元に戻れないわけです。
(ヘイズの場合は、孤児ですが。)

当然、断れば投獄のヘイズに、選択肢はありません。
かくして、野良犬の様な放浪盗賊生活から、ローレックの学生という道を歩みだします。

ちなみに、逃走防止の為、ヘイズは定期的に、この老人に在学証明を送らされています。
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